凍結・真空・乾燥実際の凍結乾燥機の動きに合わせて真空凍結乾燥機をご紹介いたします。

真空凍結乾燥とは。。

おもな乾燥方法には、自然乾燥、熱(風)乾燥、凍結乾燥等があります。
凍結乾燥は、熱(風)乾燥で乾燥すると分解変質変色等が起きてはならないもの に適しています。 特に食品等では、風味を損なってはいけないものに適しています。

真空凍結乾燥の工程

真空凍結乾燥の工程は以下の1~5の順で進められます。
※記録計より各工程における温度と圧力の状態を記録することによって、
装置の運転状態と試料の乾き具合を知ることができます。

1、予備凍結

試料凍結する工程です。
試料(乾燥物)のあらかじめ凍結を行います。
真空凍結乾燥では、乾燥物は凍結したままの状態で乾燥を行います。

2、コールドトラップ冷却

凍結された試料から水分だけを取り去ることが乾燥の目的です。
この除去される資料(乾燥物)の水分は,氷(固体)から直接水蒸気(気体)となり、乾燥室からコールドトラップへ氷の状態で集められます。
これがコールドトラップの役目です。
真空中では、乾燥室とコールドトラップの温度差によって圧力の差が生じ、乾燥室内の水分が蒸気となって、コールドトラップに集まります。
乾燥室とコールドトラップとの温度差を、なるべく大きくすること乾燥時間を早くするということにつながります。
ポイント
コールドトラップの温度は-50℃より-85℃の方がより早く、 より残留水分が少なく 良い乾燥を行うことが出来ます。

3、真空排気

真空ポンプにより室内の気体を排気し真空状態にすることによって、凍結された試料(乾燥物)から水分(氷)が蒸発できる条件を作るのが 真空排気の目的です。
より高真空にすることによって、より良い乾燥が出来ます。

4、棚加熱

氷1kgが蒸発して水蒸気となるためには約675kCalの蒸発熱が必要です。 試料から連続的に水分を蒸発させるためには,この熱量を供給しなければ なりません。 棚を加熱して、この蒸発潜熱を供給しつづけるのがこの工程です。

5、融氷

コールドトラップに試料(乾燥物)から蒸発した水分が氷となって付いていま すので、次の運転に備えて融氷(氷を溶かす)するのがこの工程です